鉄建建設とIKKは2月16日、下水道の劣化対策としてジオポリマーコンクリート「セメノン®」の各種性能評価を共同で進め、硫化水素環境を想定した耐酸性試験で従来コンクリートより高い耐久性を確認したと明らかにしました。硫酸水溶液に112日間浸漬した試験で、質量変化率は従来-42.2%に対しセメノン®は-2.4%でした。

試験は「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」に基づく耐酸性(硫化水素)に加え、ASTM C779–05準拠の耐摩耗性、劣化量測定、長期耐久性(モックアップ設置)で評価しました。耐酸性は従来比約17倍、耐摩耗性は経過60分時点の摩耗深さで従来比約1.2倍としています。

背景には、下水道管路で硫化水素が酸に変化しコンクリートを傷める「腐食」が全国的課題となっている点があります。セメノン®は大阪府吹田市の下水道管渠整備工事で2024年10月に本設適用を終えており、今回は5%硫酸水溶液を用いた促進条件の試験などで適用可能性を補強しました。

今後は、外径φ3,100mmのセグメントモックアップを自然環境下で検証しつつ、生産・販売体制を整えて全国の下水道管路(シールド工法用セグメント)などへ提案を広げる方針です。

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PRTIMES

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